<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<feed xmlns="http://www.w3.org/2005/Atom">
    <title>*vitalage*text</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/" />
    <link rel="self" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/text/atom.xml" />

 <id>tag:vitalage.cc,2006:/text//3</id>


    <link rel="service.post" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3" title="*vitalage*text" />
    <updated>2010-06-23T16:46:38Z</updated>
    <subtitle>咎狗の血、ペルソナ４メインのテキストサイト</subtitle>
    <generator uri="http://www.sixapart.com/movabletype/">Movable Type  3.33-ja</generator>
 
<entry>
    <title>お久しぶりです</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2010/06/24/0124_2165_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2165" title="お久しぶりです" />
    <id>tag:vitalage.cc,2010:/text//3.2165</id>
    
    <published>2010-06-23T16:24:31Z</published>
    <updated>2010-06-23T16:46:38Z</updated>
    
    <summary>全然更新していなくてすみません。</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="001new" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        全然更新していなくてすみません。定期的に拍手をいただくので、見て頂いているんだなあ……と感謝しつつも、なにもアップできない状態です。にしても冬コミってなんだよもう……トップ絵だけでも差し替えたい。相談してこよう……。
ちなみにいまさらですが、今年の夏コミは申し込みをしていません。ちょっとお仕事がごたついてまして、実際夏に自分がどんな進退か読めなかったため見合わせました。
いろんな考え方の方がいらっしゃると思うのですが、わたしは仕事と趣味、きちんと両立できる自信がないなら趣味は控えたいのです。仕事が滞るのは論外ですし、スペース取れてて新刊ありません、は来てくださる方に失礼だし、落選した方にも申し訳ないし、なにより自分の気分がいろいろ地獄です……できませんでした、って言うときの気分サイアク……。適当にさらっと書く、という器用なことがどうも無理なのです。もうちょっと軽くやれたらいいんだけど。

ゲームはＰ３Ｐに手を出すと大変な時間泥棒に遭いそうで怖くて手がつけられず、いまさらＭＨをちまちまプレイしています。一日１クエ！　アカムトルムが倒せなくて突っかかってます。くそう、さっさとＧ級行きたいのに！
あと、ニーアレプリカントを周囲から激しく薦められたので、昨日からちょっと触ってます。そしたらＭＨと操作が違いすぎて攻撃誤爆しまくり。ＯＰが三度死んだ挙げ句、やっと本編に入ったら羊に蹴り殺され……なにこれイージーモードなのになんでこんな強いの……？　それともわたしが異様に下手なの？（たぶんそう）
お話しが面白い、と評判なので、本音を言えばアクションなんかとっとと飛ばしたいくらいなのに……（あ、例のネタバレは知っててはじめました。でもそんなに何周もできない気がする）
音楽と雰囲気は抜群だし、スクエニゲーム自体久々なので、それなりに楽しんでます。

でもさ、これ、ニーアの操作になれたらＭＨできなくなるよたぶん……。
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>冬コミ、無事終了しましたー</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/12/29/2217_2136_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2136" title="冬コミ、無事終了しましたー" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2136</id>
    
    <published>2009-12-29T13:17:41Z</published>
    <updated>2010-01-03T13:36:29Z</updated>
    
    <summary>おいでくださった皆様、ありがとうございました！</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="001new" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        <![CDATA[おいでくださった皆様、ありがとうございました！
今回、完主ストリートに配置されてほくほくでした～。でもシャッター全開、まさしく風の通り道で、あまりの寒さにガタガタしていたら、お隣の方にホッカイロを恵んでいただいたりなどしました（寒い寒い言い過ぎた……でも寒かった！　ヒートテックもどきを着て、足用のホッカイロと股引はいてたんだけどな……）。
お声かけていただいたり差し入れをいただいたりもして、大変嬉しかったです。謹んで我が家の食料にさせていただきました。合掌。
なにより、お気持ちが一番嬉しいです。本当にありがとうございます。
あとは、願わくば少しでも拙作を楽しんでいただけますように……！　と祈るばかりです。

無事新刊も発行できて……というか、今回の新刊の半分以上が印刷屋さんの優しさでできています……（緑陽さんに向かって土下座＿|￣|○）。
表紙の銀刷りもすごくきれいでした～。一度銀刷りはやってみたい、とほづみさんが長いこと言っていたのです。念願叶ってよかったよかった。

書店通販はいつもどおり、とらのあなさんとキャラクタークィーンさんでお願いしています。【追記】<a href="http://www.toranoana.jp/bl/cot/circle/07/11/5730303931313037/766974616c616765_01.html" target="_blank">とらのあな</a>さんで通販始まりました。
ちょっと手配が遅延してしまったので、今年中に始まるかどうかが微妙なのですが（あちらもお忙しいし）きちんと始まったのが確認できたらまたここで告知しますね。会場には行かないけど気になる、という方はチェックしてみてくださいませ。
ていうか、いまここ読み返したら、最近イベントのときしか更新してないよ……なんという過疎化。毎回似たような文章の羅列ですみません。
ホントはもうちょっと気楽に更新したいんだけど……。書くならある程度の分量更新しなくちゃ！　と思いすぎなのかなー。でもタイトにまとめるのが苦手で……（矛盾）。]]>
        <![CDATA[あ、そうだ。
咎狗関係の再録を今度こそホントに実行しようと思ってます。
いままで「載せるぞー」宣言しては、ひと言いただいて踏みとどまり……を繰り返していたのですけど、さすがにもう時効扱いにしてやってください……！
まずは、やっぱり源泉辺りからかなー。あまり冊数も作ってないので知らない方も多いんじゃないかと思うので。
（あ、でもラメントが一番少ないかも。咎狗じゃないけど）

もし<a href="http://vitalage.cc/text/list.php" target="_blank">発行物リスト</a>に入っているお話で気になるものがありましたら、拍手からでも教えて下さいー。
漫画が間に挟まっているものは、ちょっと掲載が難しいかもしれないのですけれど。（ペルソナと一緒で、同じ話を分業しているものがあって小説だけだとお話が中抜けしちゃうんです）

漫画はPDFにして、印刷不可にすればいいのかなあ……むー。]]>
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>呉藍のカイロス</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/12/28/1814_2133_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2133" title="呉藍のカイロス" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2133</id>
    
    <published>2009-12-28T09:14:56Z</published>
    <updated>2009-12-28T09:15:11Z</updated>
    
    <summary>新刊「AFTER THE FESTIVAL」から抜粋。えっち前まで切り貼りしてみました。寸止め（笑）本誌はR18です。年齢以下の方はご購入いただけませんのであしからず。</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="p4etc" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        <![CDATA[　堂島家の前へ辿り着くと、完二は少しもためらわずに威勢よく玄関の引き戸を開けた。
（ホントだ、開いてる……）
　いくら稲羽が田舎だからといって、鍵もかけず家を出るのはさすがに不用心すぎる。
（だいたい稲羽の連中、開いてると入ってくるし）
　隣近所が妙に気安いことには、まだ慣れない。だけど、うっかり戸を開けっ放しにして、完二が家の中を覗き込まなければ、こうして会うこともなかったかもしれない。
（……いつまでああして外にいるつもりだったんだろう、俺は）
　電話の音を聞いていたくなくて、家にいるのが怖くて飛び出しただけで、他にはなにも考えていなかった。こんなことは初めてだから、少し困る。
（気をつけないと）
　この家にはいま、俺しかいないのだから。
　──俺しか。
「先輩、いつまでそこに突っ立ってンすか」
　顔を上げると、完二がいぶかしげに首を傾げていた。
「寒いだろーが」
「わっ……」
　ぐい、っと急に腕を引かれ、俺はつんのめるように玄関へ飛び込んだ。完二が手早く後ろ手で戸を閉める。
　廊下は、暗かった。
　それに寒い。
（当たり前だ）
　どこにも電気がついていない。暖房も入っていない。人いきれもない。
　家にはいま、誰もいない──。
「お邪魔しゃースッ！」
　真後ろにいた完二が、いきなりバカでかい声で叫んだ。ビックリして、俺は文字通り飛び上がった。
「……なんスか、その顔。俺、上がっちゃマズいッスか」
「いや、いいけど」
　目を丸くしてまばたいている俺を他所に、完二は靴を脱いで蹴散らし、さっさと家の中へ上がり込んだ。
「さくっと着替えてこいよ。制服」
　ちらりとこちらを見てそう言うと、彼は居間へとずんずん入って行った。ほどなく明かりがついて、廊下に黄色っぽい明かりが漏れてくる。
「……うん、まあ、別にいいんだけど」
　背中を見送りながら言ったら、まるで俺が独りごちたみたいだった。
（なんだ……帰らないのか）
　少しホッとして、俺は二階へ行く階段を上った。
　自分の部屋の扉も開けっ放しだった。どれだけ焦っていたのだろうと我ながら呆れつつ、ふすまの縁へ引っかけてあるハンガーに詰め襟を吊した。
　真っ暗な部屋には、通学鞄が投げ出してある。帰ってきたときに置いたままだ。その脇に置いてある部活用のスポーツバッグの口は開いていて、汗で汚れた体操着とジャージが几帳面な具合に畳んで積んである。
（めちゃくちゃだな）
　思わず苦笑した。
（なにやってんだ、俺）
　たぶん、途中までは無意識でやったのだろう。そのあとなにを思って手を止めたのか、どれくらい座り込んでいたのか、よく覚えていない。ひとりでいると、時間の境目がなくなってしまう。静かすぎて。
　車庫も、門扉も、ポストも、庭木の葉影も、屋根の上も、電柱の下も。
　廊下も、階段も、居間も、台所も、玄関も、風呂も、箪笥の中も。
　いくら耳を澄ませても、なにも聞こえない。
　けれど、夜だけじゃない。明け離れるころも、夕さり方も、音がない。
（だから電話の音が余計大きく聞こえて、ビックリしたんだ）
　それにこのところ、稲羽の町全体がどこかひっそりかんとしている気さえするのだ。喧しいほど鳴いていた虫の声でさえ、いつしかすっかり遠くなってしまった。
（冬が来たから、だけじゃない……たぶん）
　きっとこの、おかしな霧のせいだ。
（でも、どうして）
　犯人は生田目だ。そうに決まっている。あとに残った問題は事件をどう立件するか、だ。それだけのはず。
（じゃあ、なんで）
　犯人は倒した。なのに、事態はよりいっそう深刻化している。
　霧は刻々と酷くなっていて、もう何日も太陽を見ていない。月も。道を歩くひともどこか憂鬱そうで、町は文字通り白い闇へずっしりと沈んでいる。
　早くなんとかして手を打たないと手遅れになる。そんな気がする。
　実際──手遅れになっている。
（遼太郎さん……菜々ちゃん）
　堂島は大怪我をして身動きも危うく、菜々子に至っては一日のほとんどを寝て過ごしていてまともに話すことすらできない。
（「おかえり、お兄ちゃん！」）
　静まりかえって声のしない居間。
（「おぅ、いま帰ったぞ」）
　夜更けになっても開かない玄関の扉。
（「おかえりなさい」）
（「おやすみ」）
（「おはよう」）
　この家の中は毎日誰かしらの息づかいがあって、外はいつもなにか生き物の気配がしていて、優しくて静かな音に満たされて暖かかった。
（「俺たちは家族だ」）
　あのとき大まじめに言って照れる堂島の顔があまりにこそばゆくて、つい笑ってしまったけれど。
　俺の方こそ、家はひとが居るただの箱じゃなくて、家を形作っているのは家族なんだってことを、全然わかってなかった。
　ここは居心地がよすぎて、なにもかもがうまく行きすぎていたから。
　怖いものなんてひとつもなかった。
（なんてガキくさかったんだろう）
　俺はいままで、なにも持たずに歩いて来た。だから、失う心配なんてしなくてよかった。
　住む家ならもちろんあった。辛い風や雨を遮ってくれて、寒さをしのぐために暖を取れる場所、という意味の。けれども、それだけだ。第一そこは俺のものじゃない。子供の持ち物なんて、本当はたいてい全部親のものだ。そんなもの全然自分のものじゃない。単に、所属しているから名前が横に書き連ねてあるというだけ。ルールもヒエラルキーも、なにひとつ自分の思い通りにはならない。学校だって同じだ。所属することは義務で、定められた序列から無理にはみ出しても摩擦を生むだけで、それに見合うメリットがあるとは思えない。
　だからといって、大人になることにそれほど夢があるわけじゃない。成人して、社会人と呼ばれるようになってもきっといまと状況はさほど変わらないだろうと思う。家庭を築いてささやかな自分の領土を持つくらいはできても、結局はさらに大きな社会のルールとヒエラルキーの下に隷属することを強いられる。自分が好きにできることなど一握りで、周囲とどうにか折り合いをつけて生きていかなくてはならないことが大半のはずだ。
　誰かが作った屋根に入れてもらいつつ、雨と風をしのぎながら、たまに晴れれば歩く。誰の邪魔にもならないように水たまりを器用に避け、着実な足取りで乾いた土を踏み、そうして一番マシな道を探しながら、仮の宿を転々として行けるところまで行く。人生なんて、ただ、それだけのこと。
　だからどこに行って誰と住もうが自分は少しも変わらないのだと──たかだか一年やそこら、どこへ行ってもなにがあっても、平気で乗りこなせるものだと信じて疑いもしなかった。
　けれど、稲羽に来てたった半年の間に、俺は音が途絶えた洞穴みたいな部屋の居心地悪さも、たったひとりで過ごす夜の味気なさも、ひとりで食べる飯のまずさもとっくに忘れてしまっていた。
（そんなの、いままで気にしたこともなかったのに）
　なにより、空っぽの堂島家なんて想像もしていなかった。
　空っぽなことにショックを受ける自分も。
（まして、遼太郎さんや菜々ちゃんが俺のやったことに巻き込まれるなんて……死ぬかもしれないなんて、思ってもみなかった）
　稲羽へ来てからずっと、マヨナカテレビの世界でシャドウと戦ってきた。危険なことはもちろん何度もあったし、痛みもたくさん味わった。
　けれど、内心ではそれほど気負っていたわけじゃない。
　たとえ受けた傷がいくら酷くても、半ばで仲間が力尽きても、心配する必要はなかった。
（戦い終わったとき俺が息をしていれば、それでいい）
　俺のペルソナの力さえあれば、シャドウとの戦いで受けた傷はあっという間に治してしまえる。
　だから俺は、自分のことだけを考えて戦っていればよかった。余力があるときは仲間に少しだけ気を配って、効率がよくなるように考える程度で充分だった。
　なのに、たったそれだけのことをしているだけで、みんなは俺をずいぶんと褒めてくれて、優しくしてくれた。特別扱いしてくれた。
　確かにあの世界で、俺は特別だ。俺だけが、誰よりも余分に力を与えられている。理由は知らない。俺が苦労して得た力でもないし、欲しくてねだったわけでもない。
　けれど、気分は悪くなかった。褒められるのは、戦うのは──勝つのは楽しかった。
（負ける気なんて、少しもしなかったから）
　俺はひとりでいくつものペルソナを操ってなんでもできる。
　マヨナカテレビの世界は、俺が好き勝手できる都合のいいところだった。
（面白くて、笑いが止まらなかった）
　強い敵を倒して仲間を助ければゲームをクリアしたような達成感があったし、謎に迫っていく手応えを感じれば昂揚感が得られた。
　──ただしそれは、マヨナカテレビの中でだけ。
（あんまり気持ちよくて忘れてたんだ……たぶん）
　殺人事件はどれも全部、現実世界で起きていたのに。
　犯人──生田目は、マヨナカテレビと現実世界の両方に干渉している。運送業という隠れ蓑を利用して自らひとを浚っては、テレビの中へ何人も突き落とし続けていた。天城も完二もりせも直斗も、シャドウに食われてあやうく死ぬところだった。放っておいたら三人とも早晩、電柱にぶら下がっていただろう。山野真由美や小西早紀のように。マヨナカテレビで戦う術があったから、辛うじて助けることができただけの話だ。
　その証拠に、あれだけ事件を警戒していたにもかかわらず、俺は誰かがテレビに突き落とされることそのものを一度だって食い止められた試しがない。
　いままでの犯行にどんな理由や共通点があったにせよ、次の犠牲者が誰になるかは犯人の胸ひとつだった。なのに。
（俺は、堂島家だけは、なにがあっても無事だと思い込んでた）
　明らかに脅迫めいた手紙が届いたときも、まさかふたりが巻き添えを食って傷つくなんて考えもしなかった。
（『コレイジョウ　タスケルナ』）
　あの手紙は明らかに、俺たちの行動に釘を刺す内容だった。
（『コンドコソ　ヤメナイト　ダイジナヒトガ　イレラレテ　コロサレルヨ』）
　俺を目がけて放たれた悪意。でも、狙いは俺じゃない。
　きちんと読めばわかることだった。
　なのにあのときの俺は、たとえなにが起こっても自分の力でなんとかできるものと信じていた。
　たぶん、心のどこかで、俺は特別だと思っていたせいだ。
（俺は現実をどうこうできるわけじゃないのに）
　特殊な力を振るえるのは、あくまでマヨナカテレビの中でだけだ。現実で俺にできることと言えば、せいぜい周囲に気を配ることぐらい。
　だけどあのときの俺はなにもわかっていなかった。
　自分にとって大切なものがなんなのか、なんて、簡単なことすら。
　その結果が、これだ。
　まるで嘲笑うようかのように目と鼻の先でまんまと菜々子をかすめ取られ、頭に血が上った堂島を止めることもできなかった。
（俺が自分のことしか考えていなかったせい）
　いまこの家には俺ひとりしかいない。
　この家が廃墟みたいになってしまったのは、自分が迂闊だったせいだ。当たり前に見えた日常が、こんな簡単に壊れるなんて思いもしなかった。
　当たり前のことなんて、本当はひとつもなかったのに。
（自分がバカで、嫌になる）
　俺の背負うたくさんのペルソナは、きっといくつも顕在する俺の傲慢な心そのものだ。誰より高慢で無知だから持つことのできた、力──。
「先輩？」
　ぱちん、と音がしてふいに部屋が明るくなった。
「なにしてンすか」
　背後から完二の声がした。
「着替えたんなら降りて来いよ」
「──あ」
　完二が気を遣ってわざわざうちまで来てくれたのに、すっかり忘れてぼうっとしていた。
（俺がバカだったことなんて、いま反芻する必要ないのに）
　あとでやればいい。いまじゃなくていい。ひとりの時間なんてたくさんある。
（……完二が帰ったら）
　また、どうせひとりになる。
「ごめん、いま行く」
　慌てて振り返って言うと、廊下に立っている完二が眉を顰めた。
「先輩」
「うん、悪かっ……」
　全部言い切らないうちに完二が部屋に入ってきて、俺の前まで来てしゃがんだ。
「？　どうかし──わ！」
　いきなり顎を掴まれて、袖でゴシゴシ顔を擦られた。
「痛、いてて、ちょっ……なに！」
「なに、じゃねえよ。バカ」
　怒っているような困っているような、変な声でそう言いながら、親指でぐいぐい目許を押された。
「あのよ。泣くならもっと派手に泣けよ、わかりにくいから」
「……え？」
　完二の指が離れたとたん、畳にぱたぱたっと水滴がこぼれ落ちた。
「あれ……？」
　なんだかうまく意味が飲み込めなくてしばたたくと、また、畳が濡れた。しかも、いつの間にか目許が熱っぽくなっていて、おまけにまばたきする度にじんじんと沁みる。
「……なんだこれ」
　自分でも目元を擦ってみたら、指先がぬるぬる生暖かいもので濡れた。辿っていくと頬がすっかりべとべとになっていて、そこで初めて自分の涙が落ちているのだと気づいた。
「変だな、なんで……なみだなんか」
　我ながら吃驚して、内心うろたえながら独りごちた。
（泣くようなことはなにも起きてないのに）
　動揺して視線を彷徨わせると、完二がこっちをじっと見ていることに気づいた。少し、困った顔をしていた。それはそうだろう。着替えに行ったやつが帰ってこないと思えば、ひとり暗がりでダラダラ泣いていた、なんて。出くわしてしまったら、なにごとかと思うに決まっている。
（こんなの、俺も困る）
　けれど、気が焦れば焦るほど目から次々あふれてきて、擦っても擦っても止まらない。
「……先輩」
「うん、悪い。なんかちょっと……なんでもないんだけど、これ」
「いっスよ、別に……」
「いや、あんまりよくないし……ごめん、ホントになんでもない、……っんだけど」
　途中でなぜだかしゃくりあげてしまって、言っていることとやっていることが逆さまで、ますます困る。
（なんでいうこときかないんだ……俺の身体のくせに）
　頭に来たら、よけい畳が濡れた。もう、どうすればいいのか本当に全然わからない。
「センパイ……」
「いや、その、だから別に、──……っ」
　後頭部を鷲づかみにされて引き寄せられ、いきおい俺の濡れた顔が、完二の肩口に埋まった。
「ちょ……完二、なに」
「いいンすよ、だから」
「いいって……なにが。俺は別になんでも」
「あんたがなんでもなくても、俺が平気じゃねえッスよ」
　少し機嫌の悪そうな声で言って、完二は俺の腰を引き寄せながら、頭に置いた方の手でくしゃくしゃと乱暴に髪を掻き回した。
（うわ、なんだ……これ）
　指はぞんざいに動くわりに抱きしめる腕は優しくて、まるで、小さい子供をあやすみたいな仕草だった。
（……慰められてるのか、ひょっとして）
　意識したら、一気にものすごく恥ずかしくなった。
　泣いているところを見られるだけでも困るのに、撫でて宥められるなんて。親もされたことがない。
「待て、ホントに……やめろって」
　くすぐったくていたたまれなくて、思わずもがいた。なのに、完二の腕はぴくりでもない。特別力をこめているふうでもないのに、全然抜け出せなかった。
「完二、頼むから、それ勘弁……」
　胸の辺りをぐいぐい何度も腕で突っぱねて、しばらくするとようやく腰に置かれた腕が緩んだ。少しホッとして見あげると、ものすごく近いところで完二と目が合った。
（──あ）
　俺を見下ろす完二の目が、じんわりと赤かった。
　それから、落ちてくる視線は俺の目よりも少し下にあって、だから、思わず、目を閉じた。
　けれど、
「……飯」
　俺の予想を裏切って、落ちてきたのは聞き漏らしそうなほどの小さな声だった。
「冷めっから、下」
　独りごちるふうに言って、いきなり俺の手を掴み上げて立ち上がった。
「わっ、ちょ、痛……っ！」
　突然すぎて、足許がふらついた。すると、こっちがくらんでいる隙に、完二が俺をひょいと背中に担ぎ上げた。
「うわっ、おい完二！　なんだよ」
「……単なる親切ッス」
「なに言ってんだ、おまえ！」
「うるせえ。暴れっと階段から落とすぞ」
「なんだよそれ」
　あんまりひどい言いぐさに絶句していると、完二は俺を背負ったまま廊下に出て階段を下り始めた。古い家の階段は暗くて狭くて、お互い図体が大きいからよけいに足許が覚束ない。なのに、スピードを緩める気配もないから、俺は仕方なく抵抗するのをやめて完二の首にしがみついた。下手に怒らせると本当に階段を真っ逆さまに転がされそうだ。
「つーかアンタ、なんか軽いンすけど。飯まともに食ってねえだろ」
「……食ってるよ」
「へー」
　俺の話なんか聞く気はさらさらない相づちを打たれた。
「そのわりに冷蔵庫ン中、結構すごいことになってたッスけど」
「冷蔵庫……？」
　なんのことかわからずに首を傾げると、大げさなため息が聞こえた。
「中にヤバいもんいっぱい入ってたから捨てた。どんだけ開けてねえんだよ」
「……あ」
　そういえば、
（「冷蔵庫、ぎゅーぎゅーだよ！」）
　買い置きをしていたかもしれない。
（こんなことになるなんて……思ってもみなかったから）
　ひとりで食べる飯のために、わざわざ料理をしようと思うほどマメじゃない。
（たいてい外食か買い食いで適当に済ませて。だって──ずっとそうだったから）
　堂島家へ来るまでは、それが当たり前だった。
（いつもどおりにしてただけで）
　ひとりだったから、すっかり忘れていた。冷蔵庫のことなんて。
「……まあ、全滅はしてなかったッスよ。一応」
　付け足すみたいに完二が呟いたのは、たぶん、俺が可哀想だと思ったからだ。
（なにやってるんだ、俺……）
　哀れまれても仕方ない。ありとあらゆる簡単なことが、なにひとつできなくなってる。
（この家にいま、俺しかいないのに）
　家のことどころか、自分のことすらままならない。しかも、ひとり暗がりで泣いていたりして。これじゃ、子供みたいに扱われても文句は言えない。
「下ろすッスよ」
　声をかけられてふと我に返ると、廊下をとっくに通り抜けてダイニングテーブルの前だった。足で台所の椅子を引くと、完二は俺を座面へゆっくり下ろしてくれた。
「それ、腐ってねーから」
　目の前のダイニングテーブルには、野菜と肉を炒めたらしいものが皿いっぱいに乗っていた。
「微妙にシナシナしてンのもあったけど、そんくらいで腹壊したりしねーから。んでいま味噌汁温めてるし、飯もそろそろ炊けっから。ホラ」
　箸を目の前に突き出されたから、思わず受け取ってしまった。
　完二はよし、と頷いてすぐさま俺に背中を向け、コンロに向き直り、鍋の前でおたまを掴んだ。大きい背中が丸く前屈みになって、狭い台所の隅っこに立っている。小さい台所が、いつもより二回りくらい小さく見えて、まるでおもちゃみたいに見えた。
（飯も作るのか……まあ、手先は器用だしな）
　ふと、手前の皿からただよってくるごま油の匂いにそそられた。
「いただきます……」
　味に興味もあったから、手を合わせてからひと口、食べてみた。
　少し濃い目で大味だが、嫌な味はしない。
（野菜がしなびてるのは完二のせいじゃないし）
　ひと口食べたらなんだか妙に腹が空いてきて、気づいたら立て続けに何度も箸を運んでいた。
（悪くない、かも。……暖かいし）
　手料理の感想として真っ先に言うには、失礼かもしれないけれど。
「味、平気ッスか？」
　味噌汁の椀を置いた完二がこちらを見て、聞いた。
「うん」
「なら、いいけどよ」
　ホッとしたらしいのがわかって、なんだかおかしくて、つい笑いそうになるのを噛み殺した。
「味見しなかったのか」
「そうじゃねえよ。けど、家の味とかってあんだろ。アンタのクチに合うか合わねーかは別だろ？」
「うまいよ」
「ほら、飯。食えよ」
「うん」
　頷きながら炊きたての飯が入った茶碗を受け取って、口に運ぶ。ほんのり甘い米の味がやけに美味くて、ひと言も口が利けなくなった。
　ふと気づいたら、完二も俺の正面に座って、自分の作った飯をかっ込んでいた。
（なんか変だな）
　完二の作った飯をこんな夜中に食っている。
　堂島家で、ふたりきりで。
（……まあ、いいか）
　お互いなにも言わずに、黙々と箸を動かした。




（中略）




「アンタ、なに笑ってンだよ」
　いつの間にか俯いていた顔を上げると、完二が不機嫌そうにこちらを見ていた。
（……まただ。俺、全然関係ないこと考えてた）
　いま一緒にいてくれる相手をそっちのけにして、自分のことばかりでいっぱいになっていた。
「ごめん。……俺、笑ってた？　あ、着物が楽しみだなって話じゃなくて？」
「そうじゃねえ。……わかんねーなら、もういいッス」
　完二は椅子の背にかけてあったジャケットを勢いよく羽織った。
「俺、帰るッス」
　短くそう言って、完二は足早に玄関へ向かった。
「あ……悪い。こんな時間まで、いろいろさせて」
　俺は、慌てて完二の背中を追いかけた。
「おばさんもきっと心配してる。俺、電話しとくから」
　完二は返事もせずジャケットに手を突っ込んだまま、段差のある上がりがまちを降りてスニーカーをつっかけた。
「また明日な、完二」
　何気なくそう言った。
　そのとき。
　ふいに完二が振り返って、俺を見て──すごくビックリした顔のあとに、なぜだかぎゅっと、顔が歪んだ。
　俺もたぶん、変な顔をしていた。
　驚いていて。
（俺……完二にいつから会ってなかったんだっけ）
　完二の怒った顔が間近にあって、それが、吃驚するぐらい懐かしかった。
　混ざり気がなくて潔くて、暗いところを射貫く光みたいな眼差し。
　どこも変わっていない。会ったときから全然変わっていない。なのに、ちゃんと見たのがいつ以来か思い出せない。
（……いつから？）
　一緒にいるようで、顔も合わせないような毎日を送っていた。
　それどころか、いまも、さっきも、ずっと一緒にいたくせに。
（一ヶ月、……それよりずっと？）
　まるで出会い頭に正面衝突したような衝撃が、胸の内側からドンと、心臓を叩いた。
（いったい俺は、いままでどこでなにしてたんだろう）
　完二は、ずっと俺の隣を走っていてくれた。横道に逸れるたびに、俺を捜しに来てくれた。
　──でも、俺は？
（いつから、完二を見失ってたんだろう）
　傾いてくる完二を、ただ駆け引きを楽しむみたいに、見てた。
　勝負事みたいに。
　けれど負ける気なんて、全然なくて。
（バカは俺だ）
　ひと目見て、すきだと思ったのは、自分の方だったのに。
　手を離したくないと思ったのは、俺の方が先だったのに。
　顔を見たら、泣けるほど。
「アンタ、何度言ったらわかンだよ」
　間近で吐き出される完二の息が、白い。
「俺ぁバカなんだから、ハッキリ言えっつってんだろ。どうしたらいいかわかんねンだよ、これじゃあよ！」
　完二が、俺の右手をまるごと包んで握りしめた。
　思わず完二のジャケットの裾の、端っこを掴んだ俺の手を。
「またなって言いながら、なんでこうなるんだよ……わっかんねえよ！」
　冷たくなった俺の手を。
「これじゃ、どっちなんだかうっかり間違えンだろ……！」
　まるで、握り潰すみたいに。
「言えよ、言えばなんでもしてやっから……俺が！　アンタのいいように、全部」
　噛んで含めるみたいに。
　まるで、小さな子供に言い聞かせるみたいに。
「口で言やあいいだろ……泣くほど寂しいなら、帰ンなって！　まだ居ろって、言やあいいだろ……！」
「泣い、て」
　ない、と言おうとして、失敗した。
　まばたいたら視界がぼやけた。
「言いたいこと全部言えよ、途中で止めンなよ。んで、俺が出来ることだったら頭っから順番に全部叶えてやっから、こんなンなる前に俺のこと呼べよ。できねえから代わりにやってくれって言えよ。飯作って洗濯してゴミまとめて、あとなにすりゃいい？」
「なんで……そんなの、完二が」
「アンタが全然できてねえからだろうが、バカ！」
　癇癪を起こしたみたいに完二が怒鳴った。
「でもって俺はそんくらいやりゃあできっから、やっただけだろ。そんなん、できる方がやりゃいいだろ。頼まれたって、できねえことはやれねえよ。けど、そのときやれることなら全部やるだろフツー。アンタだってそうだろ？　カラダ張って、命かけて菜々子ちゃん助けたろ！」
「それは……でも、俺だけの力じゃ」
「アンタだよ！　先頭切って胸張って、なんもかんも引き受けて真っ正面から生田目ぶった切りに行ったのはアンタだ！　アンタの背中がそこにあるから……一歩も引かねえ覚悟があるから、俺らも突っ込んでいけンだよ！　いつだってそうだろ、いまさらなに言ってンだよ。アンタ、リーダーだろうが！」
「それは……俺に余分な力があるのは、俺が決めたことじゃない」
「アンタをリーダーって認めたのは俺らだ。ンなこたぁお世辞で決めたりしやしねえ、半端なヤツに命預けられっかよ。ペルソナが一個だろうが十個だろうが、リーダーはリーダーだ」
「俺は戦ってるとき、自分のことしか考えてない。別にみんなのことを思ってやってるんじゃない」
「だからなんだってんだよ。アンタの指示に従うって俺らが決めてンだ。アンタのやり方についてく。それは、アンタを信じてるからだ。俺らを悪ぃようにはしねえって。実際アンタがなに考えてようが関係ねえ、俺たちが生き残ってきたって結果があるからアンタがリーダーなんじゃねえか。それが、重いのか？」
　完二の顔が少しだけ歪んだ。
「俺ら、アンタにおっつけてばっかで、重いモン背負わしちまってんのか？　苦しくて泣くほどやめたいンすか」
「そうじゃない、けど……」
「けど、なんスか。ハッキリ言えよ。全部聞くから。毎日堂島さん見舞って、菜々子ちゃん見舞って……アンタいつだって平気そうに笑ってるから、俺らだって間違えそうになンだよ。ひとりでこんな薄っ暗い家に帰ってること、すっかり忘れてよ。バカだろ……ホントに」
　最後は、独り言めいていた。
「それは……完二のせいじゃないし、俺はなにか押し付けられたなんて思ってない。なるべく笑ってたいのは俺の我が儘で……他になにもできないから、そうしてるだけで」
「テメエの好きなヤツを助けてえと思う、大事なヤツを安心させてえって思う、そんなの、当たり前だろ！　なにもできねえんじゃなくて、やれることやりてえってだけだろう！　俺だって、それっきゃねえよ。アンタの側にいる理由なんて、……アンタが好きだっつう以外になにがあんだよ！」
　全部の息を吐き出し切るみたいに言って、ぜいぜいと、完二の肩が上下に揺れた。
「俺は言った。……アンタも言えよ。言ってくれよ。アンタがひと言でも言ってくれたら──俺はどこへだって行きゃしねえから」
　完二の目許がうっすら赤く滲んでいるのが見えたけど、すぐによくわからなくなった。
「アンタ、前に言ったじゃねえか。──俺が言えっつってんだから、言えよ」
　目の前がぼやけて、裏側から炙られてるみたいに熱くなって。
「俺も痛てえンだよ。テメーなんざクソの役にも立たねえクズだって言われてんのと一緒じゃねえか。それとも、俺じゃダメなのか……アンタに肩かしてやんのも無理なのか？」
　完二の腕が俺の腰へ強く巻き付いてきた。上がりがまちの上にいる俺を必死で引き寄せる。まるで溺れて流されまいと高い木にしがみつくみたいに。
「俺じゃ、堂島さんや菜々子ちゃんに敵わねーことぐらい、わかってるつもりッスよ。そこ押しのけて一番にしろとは言わねえけど……俺だって、俺がここにいていいってアンタが言ってくんなきゃおっかねえンだよ」
「……なんで？」
　薄い色の髪をそっと撫でてやると、俺の腹の辺りに顔を埋めていた完二があおのいて俺を睨んだ。
「そんなの……俺はアンタが一番なのに、アンタは俺が一番じゃねえからだよ」
　真っ赤な顔をしてそう言うと、片腕を腰から解いて、俺の襟首をぐいっと掴んだ。
　俺の背が、丸くたわむ。
　呼気が冷え切った玄関の空気とぶつかって、お互いの間でいくつも、白く弾んだ。それからキスをする寸前の距離で、止まる。そのまましばらく睨み合った。
「……しないんだ？」
　痺れを切らして、俺の方から聞いた。
「したいなら、すればいいのに」
「そうやっていつもいつも、ひとのせいにばっかすンなよ」
「言う暇もくれないくせに」
「俺がブチ切れるのわかっててアンタが煽ってンだろ。てか、時間あったってアンタ、どーせ言わねえし」
「じゃあ……したいから、くれよ。キス」
　そう言って俺が鼻先を完二の鼻に擦りつけると、驚いたような気配のまま固まって返事がない。
「……言ったけど」
「けど、本気なのかよそれ」
「やめろって言ったらやめるのか」
「やめる」
　即答された。
「アンタが本気で言うならやめる」
　そう言って──ようやく俺の襟を引いた。
　お互いのくちびるが、薄い皮一枚分だけ触れた。冷たい。けれど、わずかに口許から漏れる吐息ですぐにじんわりと温まってゆく。
　外気は身を切るほど冷たいのに、触れたところだけがひどく熱い。全く逆の感覚が身体の真ん中でぶつかって、震えになった。内臓の奥が痙攣したみたいにぶるりとわななく。
「……ん」
　震えがどうにも収まらず、立っているのがしんどくなってきて、俺は完二の背に腕を回しながらぐずぐずと廊下にしゃがみ込んだ。
　高さが、逆になる。けれど、完二の手は緩まなかった。首筋をなで上げながら俺の顎を持ち上げると、今度は上からねじ込むみたいなキスが降ってくる。
（しょっぱい……）
　ぐしゃぐしゃになった俺の目許から、涙が滑り混んできた。たぶん涙腺がすっかりもう壊れてしまっているから、だらしなくいくらでも水分が漏れてくる。
「はっ……ン」
　息を次いだ隙間からするりと舌が割り込んできて、思わず喉から大きめの声が漏れた。
「ふ……ぁ、……っ！」
　ふいに上顎の裏側をなぞられて、皮膚の上にわっと震えが広がった。
（こんなとこ……気持ちいいんだ、俺）
　知らない場所を暴かれて驚きながら、もっとして欲しくて、俺も自分からくちびるを押し付けようと顎を反らせた。俺も自分の舌を完二の口腔へ差し出し、夢中で擦りつけた。
「う、……ぅん」
　剥き出しの粘膜を幾度も行ったり来たりする舌先に、くすぐったいようなじれったいような感触が膨れあがって、思わず身をよじった。けれど、上から落ちてくる深いキスはやまない。食らいつくみたいに何度もくちづけられるうちに、飲み下し損ねた唾液が重なった辺りから漏れて、俺の首筋をとろとろと伝ってゆく。その気配すらどこか甘くて、身体が疼いた。
（キス、こんなにうまかったっけ？）
　よく思い出せない。考えても考えても、途中でぬめる感触に全部浚われてしまう。くちゅくちゅと水気を多く含んだ音が耳朶に沁みてきて、頭がのぼせたみたいにぼうっとしてくる。そうして夢中になって応えているうちに、シャツの合わせ目からひやりとした指が忍び込んできて、胸の尖りに触れた。
「…………ッあ」
　ひくんと喉を反らすと、俺の髪を強く掴んで、完二がいっそう深くくちづけた。小さな粒は執拗に転がされるうちにどんどん腫れぼったくなり、熱を持って張り詰め、つまめるほどに立ち上がってゆくのが見なくてもわかる。そろそろと乳首を撫でていた指も次第に大胆になってゆき、ふいに爪を立てたりするから声を抑えるのがいっそう難しくなった。
「ア、……っあ」
「いいから、早く、ダメって……やめろって言えよ、先輩」
　訳のわからないことを言う掠れた声がしたから、瞑っていた目をこじ開けた。
　完二が苦しげに眉根を顰めているのがわかって、俺は少し身体を引いた。腕を伸ばしてやんわり髪をすいてやると、完二は迷うみたいに視線をさまよわせた。
「こんなの……アンタが弱って凹んでるトコにつけ込んでるみてえで。そういうつもりじゃねーけど……でも、そうかもしんねーし。……俺も、わかんねえ」
　言い方が不器用なほど正直で、思わず少し笑ってしまった。
「ンだよ、ひとが真剣に考えてンのに笑うなよ」
「俺が凹んでて弱ってるから、完二がなぐさめてくれる、じゃダメなんだ？」
「なんか……反則っぽいじゃねえか」
「なんで？　完二が俺としたいんだったら全然問題ないと思うけど。俺は会ったときから好きなんだし」
　なんの気なしに言ったら、急に完二が耳まで赤くして身体を引いた。
「なんでそんなにビックリするんだ、そこで……」
　あんまりあからさまだったから、俺までどっと恥ずかしくなった。
「すきだって、俺の方が先に言ったろ。まさか忘れてないよな？」
「あ、あんなの……かっ、からかってただけじゃねーか！　あからさまに！」
「うん、まあ、おもしろくて可愛かったから」
「かわ──」
　完二が絶句した。だけど俺も勢いを殺さないように、間髪入れずに言った。
「しよう。もういいから……もっといっぱい泣きたい」
　そう言って、俺は完二のてのひらを取ってくちづけた。
「おまえの手があちこち触るの、俺、すきだよ。気持ちよくて」
　切れ切れに言いながら指を一本ずつしゃぶりながら、完二を見た。
「もっとテンパって、わけわかんなくなりたい。……して？」
　すごくわざとらしく言ったつもりだったのに、完二は耳の先まで真っ赤になった。言わなきゃよかった。これじゃ俺の方が恥ずかしい。
「……できること全部するってさっき言ったくせに」
　恨みがましく言って睨みつけると、完二の視線が困ったように彷徨った。
「だ、から……、そういうのはやだっつってんだよ……」
「俺が弱ってるときは相手にしたくないんだ」
「たりめーだろ」
「ひどいこと簡単に言うな。……俺が、してほしいのに」
　ちゅ、と音を立てて指を吸うと、完二の腕がびくりと跳ねた。
「回りくどい理由つけて四の五の言うのもいい加減めんどくさい。何度も言うけど俺は花村とかクラス長にちゅーしないし、家族だったらキスくらいできると思うけど、間違ってもセックスなんかしない。こう言ってもまだ足りない？」
　きっぱり言って、俺は目の前にあった完二のベルトに手をかけた。
「センパ……」
　ジッパーを下ろすと、下着はもうすっかり膨らんでいた。
「誘うばっかりじゃなくて、ちゃんと俺から先に手を出したら文句ない？」
　布の上からやんわり手のひらで押さえると、脈打っているのが伝わってくる。
「だったらこれ触るけど、いい？」
　声に出して言うのは俺だってそれなりに勇気がいったのに、いくら待っても完二は返事をしない。癪に障ったから、勝手に下着を押し下げた。
　赤く充血して半勃ちになったものへ指を絡めると、ぎくりと完二の身体が揺れた。湿り気を帯びた屹立から、つんと覚えのある匂いがする。
（でかい）
　この間触ったから薄々わかっていたけれど、あのときはこんなにまじまじと見なかった。
（するってなったら挿れるんだろうけど……こんなの、挿るのか？）
　あんまりくどくど考えていると怯みそうだったから、やめた。
　俺は目を瞑って完二の先端に軽くくちづけると、滲んだ水気を軽く啜った。
「ちょ……せんぱ……ッ」
　それだけで完二の屹立は頭をもたげて、筋が浮き立つ。
「…………っ」
　完二の口許から、熱っぽい吐息が微かに漏れたのがわかった。
「ふ……ンン」
　男のそれを咥える日が来るとはさすがに思ってもみなかったけれど、特に不快感はなかった。それどころか、完二を直に震えさせているかと思うと、自分の鳩尾まで熱くなる。
（変態っぽいけど……なんか、ハマりそう）
　どうせするなら、と思い切って真ん中辺りまで口に含んで、頬の裏側で擦った。軽く往復させると、生ぬるいお互いの肉がぬちゅぬちゅと音を立てる。徐々に硬さを増していくのがわかった。同じ男だから、どこをどうしたら気持ちいいかはいっそ女よりわかりやすい。
　ときおり下から見上げると、完二が歯を食いしばっているのが見えて──疼いた。
（我慢しないで、ぶっ飛んでさっさと訳わかんなくなれ）
　立ち止まったりしなくていい。そんなの、完二らしくない。
（なにも考えないでいいから、走ってこいよ。いつもみたいに）
　本当にいてほしいとき完二はちゃんと隣に来てくれて、叱ってくれたから、俺もこれ以上怖がるのはやめにする。
（おまえがああして俺のことを信じてくれるなら、俺も……少しは自分が信じられそうだから）
　目頭がまた熱くなって、勝手に水がひと筋こぼれた。
（俺の背中なんか、いつでもくれてやる。だから、おまえのど真ん中を、俺に寄こせ）
　くびれを食みながら輪にした指を上から下へ動かすと、ぬるっとしたものが完二の先端から溢れ出して俺の舌を汚し、苦み走る。いつの間にか喉の奥をつくほど口内で固くなったそれを、俺は必死でしゃぶった。我に返るとさすがに怯みそうだから、目をぎゅっとつむった。
（どこが一番いいか、知りたい）

（<a href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/12/20/1621_2131_body.php" target="_blank">続きは本誌で！</a>）]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>冬コミお品書きです</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/12/28/1757_2132_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2132" title="冬コミお品書きです" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2132</id>
    
    <published>2009-12-28T08:57:51Z</published>
    <updated>2009-12-28T09:45:07Z</updated>
    
    <summary>なんか全然実感のないままですが、明日ですね。ご参加の方はぜひ遊びに来てください。</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="001new" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        <![CDATA[なんか全然実感のないままですが、明日ですね。ご参加の方はぜひ遊びに来てください。
簡単にお品書きおいておきます。

<ul>
<li><strong>【新刊】</strong><a href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/12/20/1621_2131_body.php" target="_blank">AFTER THE FESTIVAL</a>（完主）</li>

<li><a href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/08/07/1252_2074_body.php" target="_blank">Move To The Whistle</a>（完主）</li>

<li><a href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/04/08/2331_2007_body.php" target="_blank">Dive into Fire</a>（完主）</li>

<li><a href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/09/30/2048_2098_body.php" target="_blank">恋のいたちごっこ</a>（主陽）</li>

<li><a href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/04/27/1936_2017_body.php" target="_blank">恋のからまわり</a>（主陽）</li>

<li><a href="http://vitalage.cc/text/archives/2008/12/12/2100_1828_body.php" target="_blank">ラチチュード</a>（堂主）</li>
</ul>

以上、微妙な冊数が残っていたりして、品数だけは豊富です（苦笑）
あ、新刊のサンプルも載せておきますね。

それから、体調を心配して下さった方、ありがとうございました。己の体調管理不足です……ホントすみません。
風邪っぽい症状はようやく消えたので、明日は元気にお会いできます。（むしろ終わった後に倒れそうでいやん）
どうぞよろしくお願いいたします～。]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>AFTER THE FESTIVAL</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/12/20/1621_2131_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2131" title="AFTER THE FESTIVAL" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2131</id>
    
    <published>2009-12-20T07:21:41Z</published>
    <updated>2010-01-03T13:35:25Z</updated>
    
    <summary>発行：2009年8月15日 価格：700円  サイズ： B5 （ フルカラー／オ...</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="list" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        <![CDATA[<img src="http://vitalage.cc/order/atf/images/atf.jpg" border="0" class="img_L" alt="bookimage" /><strong>発行：</strong>2009年8月15日
<strong>価格：</strong>700円 
<strong>サイズ： </strong>B5 （ フルカラー／オフ ）
<strong>ページ：</strong> 56P
<strong><span style="color:#0099CC">【販売予定】</span></strong>

「ペルソナ４」の巽完二×主人公（大塚和臣）、漫画と小説の本です。
ほづみの漫画が１本、関の掌編が２本入ってます。ゲームも終盤ごろ、11月後半～12月前半のお話し。珍しく心弱そうな大塚くんと、いつもとあんまり変わらない（かもしれない）完二。
やっと？18禁までこぎ着けました。
いままで発行した完×主本のエピソードを踏まえて書いていますが、単品でも読めます。が、ゲームのネタバレが入りつつありますので未攻略の方はお気をつけ下さい。

表紙、漫画をほづみが担当、小説は関が担当しています。
<a href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/12/28/1814_2133_body.php" target="_blank">中身のサンプルはこちら。</a>

<a href="http://www.toranoana.jp/bl/cot/circle/07/11/5730303931313037/766974616c616765_01.html" target="_blank">とらのあな</a>さんで通販をお願いしています。]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>冬コミ新刊入稿してきました</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/12/19/2327_2130_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2130" title="冬コミ新刊入稿してきました" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2130</id>
    
    <published>2009-12-19T14:27:37Z</published>
    <updated>2009-12-19T14:27:54Z</updated>
    
    <summary>完二×主人公で新刊、脱稿しました。まさに昨日。……。</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="001new" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        完二×主人公で新刊、脱稿しました。まさに昨日。……。

実はものすごい風邪を引きまして、もともと遅筆なところへ大打撃（否インフル）。締め切り日には仕上がらず、諦めて書き途中で放り出してたら（サイテイ）印刷屋さんが数日後、わざわざ電話をくださって「入稿ないけどどうしたの？　空きができたから明日の昼間に入れてくれれば刷りますよ」と……夜21時ぐらいに……（本音を言えば日中に欲しかったけど連絡いただけただけでも猛烈感謝）。
そこからもう、死ぬ気で12時間ぶっ通しで書き続けて昼前にバーンと入稿、そのあと昼から予定していた仕事の打ち合わせに直行でギリギリ滑り込みクリア！　とんでもないタイムトライアルでした（自分が悪いんだけど）。寝込んでたときにほとんど飲まず食わずだったので、歩くだけでもふらっふら……移動の電車で酔って吐きそうになりながら帰ってきてドカーンと寝ました。（徹夜したときって、どうしてあんな、神経むき出しの過敏症みたいなかんじになるのかな。摩耗して鈍ってもよさそうなのに！）

現在も体力ジリ貧です……冬コミまでにもうちょっと健康にならないと、たぶん、わたしインフルとかで死ぬと思います。（あ、医者が「奇跡的にワクチン手に入ったから打っとけ！」というので、季節性インフルのワクチンは打ちました！）
仕事を一時的に打っちゃってまで書いてたのに間に合わなかった……と様々な角度からものすごく凹んでたんですが、いろんな方のご厚意に救われました。よかった。いまはとりあえず幸せです。読み返して誤字とか見つけるまでの短い間かもしれんが＿|￣|○

とりあえず、出ますよってことで、ご報告まで！
情報系はちょこちょこ更新します。もう少しお待ち下さいませ！
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>通販始まりました</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/11/18/2158_2117_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2117" title="通販始まりました" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2117</id>
    
    <published>2009-11-18T12:58:20Z</published>
    <updated>2009-11-20T07:26:15Z</updated>
    
    <summary>キャラクタークィーンさんで「こいのいたちごっこ」通販が始まってます。</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="001new" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        <![CDATA[キャラクタークィーンさんで「<a href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/09/30/2048_2098_body.php" target="_blank">こいのいたちごっこ</a>」通販が始まってます。とらのさなさんでも、受領連絡をいただいてますので、近日並ぶと思われます。お気に掛けて下さっている方がおられましたら、どうそよろしくおねがいいたします。

そういえばスパークで、内容チェック係の方（もちろん男性）にもれなく目の前でガン読みしていただきました……や、R18ついてたから当たり前なんですけど。久々だったので、なんか恥ずかしかったです。
にしてもアレ、絵はともかく字がヤバイってどのくらいなんだろう？　自分は大したことを書いていないのでひっかかった試しがないですが、毎回不思議です。以前コミケで男性の係の方が一斉に4人もやってきて「これは公序良俗的にヤバいカンジですかね？」と逆に聞かれて、返答できなかったこともある……18歳以下の方にお売りしたくはない内容ではあるので完全否定するのもなんだけど、こうじょりょうぞく……というか、書いたわたしに聞いても意味ないと思う……。（どうも読みたくなかったのか、結局もじもじしてから最後はお一人だけがつまみ読みされてました。あの頃は一冊のページ数が全部文字で100ページ越えたりしてたから大変そうだった。まあ、男性はあんまり読みたくない方が多いですよねえ）
自分で書いたものは、えろかろうがノーマルだろうが第三者的にうまく評価できないんですが、どうもえろがえろくない気がして悶々としていたら（それは昔からだけど）「実用書は書かなくていい」と言われました。そうか……まあ、確かに官能小説を書きたくて書いてるわけじゃない気がするけど、でも、書いている以上どきっとはして欲しいなあ。物語上、必要だと思って書いてるんだしなあ。
【追記】
拍手で誤字のご指摘ありがとうございました（血反吐）。大変有り難かったです。ソッコー直しました。
けど、ってことは印刷までいっちゃっ（死）
本当にゴメンナサイ、ゴメンナサイ……いつもありがとうございます……。]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>スパークお疲れ様でした！</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/11/03/1641_2109_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2109" title="スパークお疲れ様でした！" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2109</id>
    
    <published>2009-11-03T07:41:21Z</published>
    <updated>2009-11-03T07:41:23Z</updated>
    
    <summary>お越しいただきましたみなさん、ありがとうございました～。無事新刊も発行できました。</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="001new" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        <![CDATA[お越しいただきましたみなさん、ありがとうございました～。無事新刊も発行できました。
諸事情あって車が使えず、久しぶりに電車で有明に行ったのですが、駅にひとが多くてビックリしました。国際展示場前ってあんなにすごいことになるんですね……いかに自分が楽して会場まで行っているのか思い知りました。ご来場のみなさん、毎回お疲れ様です。おいでいただけるってすごいことだなーとしみじみ思いました。差し入れなどもありがとうございます。けどホント、手ぶらでかまいませんから！　お気軽にまた遊びに来てくださいね。
帰りは大きな荷物は全部送って、まさに手ぶら状態で町歩きしました。嬉しい。車だとどうしてもお台場か、地元にそのままガーっと帰っちゃうかどっちかなんですが、今回は久々に原宿でウィンドウショッピングしてきてしまいました。一度のぞいてみたいなーとぼんやり思っていたショップがあったのです。行ってみたらあまりにステキで、きゃっきゃしてしまった。（でも目移りしすぎしちゃってなにも買えなかった……バカー）今度原宿デーを作ってガッツリ行こうと心に誓いました。ついでに行くとこじゃないわ……。

あ、そうそう。書店販売ですが、これから手配します。お気に掛けてくださってる方はもう少しお待ち下さいね。イベントと同時販売にならず、すみませんー。
それから、冬コミ受かってました。<strong>29日　火曜日 西地区 "ふ" ブロック 12b「vitalage」</strong>です。完主で取ってます。どうぞよろしくお願いいたします。
ああ……冬辺りのイベントをやり直したい。書くjから、ってのもあるんだけどすごいすきなんだよなあ……！　でもP3Pも出てしまったんですよね。我が家、買いましたが封印中です……他ごとが手に着かなくなるのがわかりきってるので……危険。だって荒垣先輩とコミュ作れるんだよ!?　序盤短期決戦でモリモリ遊んじゃうよ！　とりあえず、しばらくは公式ページのムービーで満足することにしてます。もーエリザベスだいすき！　テオは予想通り弟で、アトラスグッジョブ！！　この間のペルソナライブも楽しかったなあ……早くDVD出ないかな。うずうず。]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>そろそろスパーク！</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/10/28/1311_2104_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2104" title="そろそろスパーク！" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2104</id>
    
    <published>2009-10-28T04:11:56Z</published>
    <updated>2009-10-30T10:02:13Z</updated>
    
    <summary>なんか気づくと時間がぶっ飛んでてビックリですが、もう来週はスパークですね～。</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="001new" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        なんか気づくと時間がぶっ飛んでてビックリですが、もう来週はスパークですね～。
新刊は無事、挿絵もつけてもらって入稿もすませました。よゆう入稿に見えるのは気のせいですが。あとは印刷屋さん、よろしくお願いいたします～というかんじです。
恒例の、本文抜粋も載せておきます。えっち一回分。てことは……うん。あの、そういうことです。ほづみさんの表紙が妙にかわいらしいので、なんとなく申し訳ない気分もしつつ、楽しく書けたので満足です。
当日はオ－35b「vitalage」におります。会場で見かけましたら、どうぞよろしくお願いいたします。

あ、そうそう。拍手で何度か「次の完主はいつですか」と質問いただいたのですが、冬コミですー。そろそろ当落出るころですよね。受かってるといいな。あっちはなんかいま険悪そうな雰囲気なので（苦笑）気を揉ませてしまって申し訳ないのですが、いましばらくお待ち下さいませ。
たぶん、次はがっつりえっちが入る……といいなあ。
完二、ついに男に……ハハハハ。笑。

【追記】
拍手で「万愚節の亡霊」を持って来ますか？　とご質問いただきました。外には出しませんが持参しますので、当日スペースでお声をかけてください。（ただし、事前にご連絡いただいた数しか持って行きませんのでご注意を）
※「咎狗の血」関連のもので気になる本がある場合、在庫があるものに関しては持参しますので、お気軽に拍手やフォームからお声をかけてくださいませ。よろしくお願いいたします。
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>恋のいたちごっこ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/10/28/1310_2103_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2103" title="恋のいたちごっこ" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2103</id>
    
    <published>2009-10-28T04:10:13Z</published>
    <updated>2009-11-20T07:23:20Z</updated>
    
    <summary>新刊「恋のいたちごっこ」の一部抜粋。えっち一回分です。笑　18禁要素あり。年齢未満の方は閲覧をお控え下さいね。</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="p4etc" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        　なにか夢を見ていた気がするけれど、忘れた。起きた瞬間に忘れてしまった。ただ、別に悪い夢ではなかったという残滓だけが、頭の隅に辛うじて残っている程度の夢。よくあることだ。
　けれど、その次に思ったのは、
（……なんか、あつい）
　夏はもう過ぎたのに、しかも空調の効いたホテルにいて、暑くて目が覚めるなんてヘンだ。否、あとから考えてみれば自分が目を覚ましたことすらうまくわかっていなくて、漠然となんだかヘンだな、と思っていただけだという気がする。とにかく、何かが妙だとはわかっていた。
　気の毒なことに、身体だけが。
　所詮、脳が自己を知覚するなんて一番最後なのだ──と、これもあとから思ったことだ。
「んー……」
　どこがどう、とはうまく言えないが、全身がむずむずした。けれど、身体を伸ばそうとしたのにうまくいかない。なんだか重い。寝返りを打とうと思ったのにできない。
（いま、何時だよ）
　昨夜はどうしてもうまく寝付けなくて、少しうとうととしては目が覚め、時計を確認しては落胆し、しばしばする目を擦って無理に目をつむることを繰り返していたのだが、今度こそ少しは眠れただろうか。そろそろ朝だろうか。
　時計が見たくて、朦朧としたままシーツに腕を泳がせた。だが一向にサイドテーブルへ手が当たらない。部屋に窓がないから、時間を知りたければ時計を見るしかないのに。
（とけい……腕時計）
　起き上がろうとした途端、なぜか胸の辺りがつきんと痛んだ。
「って……」
　自分の声が遠い。まだ、寝ぼけている。
　いろんなこと全てがままならないのに焦れて、俺は目許を擦り、無理やり重い目蓋をこじ開けた。
　天井一面にはめ込まれた鏡、そこに映っているものが目に飛び込んで来る。腕も足も投げ出してベッドに転がっている自分と──それから、大塚がいた。
「…………へ？」
　なんだかうまく状況が飲み込めなくて、おかしな声が出た。
「あ、やっと起きた」
　柔らかな優しい声がした。
「おはよ」
　すきな音だ、と思う。これは寝る前に想像したシミュレーションと案外近い気がする。
　けれど──なんだかヘンだ。
「…………あ？」
　どうして大塚の声が、自分の視界より下から聞こえるのだろう。
　どうして大塚の黒い頭（だと思う）が、俺の胸の辺りに見えるんだろう。その体勢だと、俺の上に乗っているとしか思えない。しかも俺のジャージの上は左右にはだけていて、体操着は首許までめくれ上がって、下は膝までずり落ちている。
　どうして……どうして？
（………………………………なんでだ!?）
　瞬間、雷に打たれるがごとくいきなり俺は覚醒した。
（なんで大塚が俺の上に乗っ……じゃなくて、ジャージが脱げ──いや待て、つうかこいつ、なにやってんだ!?）
　すると大塚の顔が俺の目の前に現れて、ほんの少し苦笑した。
「いつも、落っこちるみたいに寝るよな。陽介」
　呆然としていると、くちびるがやんわり鼻先へ落ちてきた。
　──ようすけ。
　それは知らないうちにできた不文律みたいなもので、大塚はクラスメイトの前で俺の下の名前を絶対に呼ばない。
　つまり、いわゆる、そういうときにしか口にしない。
「いい夢見られた？」
　囁くついでみたいに耳朶を噛まれて、思わず変な声を上げそうになった。
「案外起きないから驚いた。俺、ひとりでどこまでやっちゃうのかと思って」
「うひゃあっ!!」
　いきなり下肢で有り得ない感触がして、おまけにぐちゅっと生々しい音がしたから、今度は本当に珍妙な大声が飛び出た。
（ケ……ケツ！）
　堪えるとか、息を詰めるとか、そういうことでやり過ごせるレベルの衝撃じゃなかった。
（そこたぶんなんつーかきっとおそらくケツ……！　しかも、そこ、なんか、挿れ……っ）
　混乱する頭でなるべく冷静に分析すると、大塚が俺のケツになにか固い異物を突っ込んでいると思われた。現在進行形で。
「ちょ……おま、なに!?　なんなわけ!?」
　暴れようとしたが、俺の上に大塚が漬け物石みたいにどっかと乗っていて無理だった。
「あ、きもちわるい？」事も無げに大塚が言った。「そうとう慣らしたつもりなんだけど」
「ちげーよアホ！」
　脊髄反射で叫んだ。そういう問題じゃない。
　しかも、これだけ言っているのに止めない。ぐいぐい固いものを押し込む大塚の指まで内側に当たるのがわかって、もういますぐ舌を噛んで死にたい心境になる。
「……にしてんだよ朝っぱらから……っ！　も……ちょ、待て待てまて!!」
「ん、あとちょっとだけな」
　なぜこいつはときどき言葉が通じないんだろう、と真剣に思う。俺がバカなのか、と卑屈に考えてから我に返った。
（ちがう、ぜってーちがう、そうじゃない、俺は悪くねえっ）
　大塚が説明を端折りすぎているだけだ。しかも、わざとやっている。そうに違いない。その証拠に、
「……なに？」
　目が合うと、大塚は目を細めて笑んだ。
　俺がビビるのを見ておもしろがっているとしか思えない。
「おま……このっ、そーやっていちいち俺を弄ぶなっ！　サプライズノーサンキュー！」
「いや、そういうわけじゃなかったんだけど」
「じゃあ、どういうわけでこうなんだよ!?」
「起きたら陽介が横で寝てて、見てたらなんだか触りたくなった」
　そこまではわかる。別にいい。むしろ、少しばかり嬉しい。
「頭撫でて、ほっぺた触って、そのあとちょっとだけキスしたんだけど……なんかかえってムラッとしてきて」
　それもまあ、わからないではない。昨晩の俺と変わらない。
「だったらその時点で俺を起こせばいーだろ!?」
「だってよく寝てたから、起こすの可哀想で。どうせ、あんまり寝てないんじゃないの？」
「う……」
　完全に見破られている。
「で、しょうがないから、落ち着いて外の空気でも吸おうかなと思って、部屋の外に出て。そしたら廊下の突き当たりで自販機見つけた」
　そう言って大塚が目の前に突きだして見せたのは、小さめのボトルだった。ホテルのアメニティによくある、いわゆる旅行サイズのシャンプーかリンスみたいな。
「これ、買ってみた」
　ぱちんとキャップを外して、手のひらに中身をとろりと垂らしてから、大塚はサイドテーブルへボトルを置いた。
「ローション」
「待て！　気づけ！　外に出た目的がいきなり直角に曲がってんぞ!?」
「なんていうか、ちょうどいいなと思って。毎回ハンドクリームとか軟膏とか、どうかと思ってたから」
　どうかしているのはおまえの頭と、常識をやや踏み外している担任と、修学旅行生を泊めるくせに明るい家族計画の自販機を置いたままにしておくホテルだと言ってやりたかったけれど、残念ながらそんな大量の科白は声にならなかった。大塚の手が止まらないせいだ。ぬるぬるしたものがついた手のひらと指で、今度は俺の胸をこね回している。
「バカ……っ、ちょ、やめ……誰か来たらどーすんだバカ……っ」
「あ、来ない来ない。まだ五時だから」
　さらりと言う大塚を殴りたかったけれど、あいにく手が届かない。
「寝かせろ……っ！」
「寝てたよ、すごく」
「まだねみーんだよ!!」
「でもまあ起きちゃったし、二度寝すると起きるの辛いし」
「おまえが起こしたんだろ!!　……あ、も……っや」
　やめろと言いながら、胸元をくすぐる大塚の指が気持ちよくて、本気で払い退けられない自分が腹立たしい。でも、俺は一ミリだって悪くない。
（……ちがう、俺もだ）
　歯を食いしばって嬌声を堪えながら、思い直す。大塚のせいにするのはずるい。こんなの共犯の火遊びで、お互いのせいにきまってる。生きたモロキンに見つかったらきっとふたり仲良く縛り首だ。桂木に見つかったら大喜びしそうだけれど。
「ホテルが白川通りっていうし、決めたのは桂木だっていうし、最初からなんか怪しいなって気はしてたんだけど……さすがに準備万端ってのもやりすぎな気がして止めたんだよな」
　現地調達でも充分やりすぎだ。
「は……っう」
　俺の小さな粒を、大塚の指が抓ったりひねったりする。何度も繰り返されて、動かすこともままならない膝の裏にじんわり汗が浮いてきた。ときどきローションまみれの指がぬるぬると行き来すると根元がじんとして、余計固くなっていくのが自分でもわかる。
「大塚……っ」
「これ、気持ちいい？　舌でするのとどっちがいい？」
　容赦なくハッキリと訊いて、右の乳首を摘んだまま左の乳首をぺろりと舐めた。
「ぅあ……！」
　思わず顎を反らせて呻いた。
「な、どっち？」
　目をつむって必死で頭を振った。どっちなんて、そんなの決められない。
（どっちも大塚なのに）
　同じくらい気持ちいいに決まっている。
「胸、好きだよな。……陽介？」
　返事をしないでいると、手と舌が止まって憎らしい。仕方がないから微かに首を縦に振ると、舌が、ご褒美みたいに粒をくすぐって、押しつぶすように捏ねた。
「あ、あう……っ」
「こうしてると肌がピンクにさあって染まってくの、わかる？」
　わかるわけない。自分のことなんか見ている場合じゃない。恥ずかしいのと気持ちいいのとがせめぎ合っていて、おまけに大塚の指の動きや声を全部零さずに受け取るだけで頭がパンクしそうなのに。
　なのに、目を開いてしまって、気がついた。
　天井の、鏡。俺が見えた。
「………………っ」
　知らない自分がいた。熱に浮かされてどろどろの顔をして、上に乗った大塚が屈んで触れるたびに震えながらだらしなく口許が開く。
（こんな顔、してんのか……俺）
　痴態を目の当たりにして、いまさら愕然とした。
「うっそだろ……」
　見ていられなくて、腕で目許を覆った。
「うそ？　なにが？　……ああ、なんだ」
　大塚が俺の腕をやんわり退けた。
「鏡見てた？」
　覗き込む大塚と目が合わせられない。いつもこんな顔を見られていたのかと思うと、本気で憤死しそうだった。
「なんだ、よそ見できるなんて結構余裕あるな」　
　だったらいいか、と口の中で呟いて大塚が上体を起こした。
（いいって……なにが）
　ぼうっとした頭で思ったけれど、離れてくれたことに少しだけほっとして息を吐いた。
　とたん。
　内臓が、震えた。
「ひ──、……っあ！」
　なにが起きたのかわからなくて、俺は文字通り飛び上がった。
　震えている。俺の中でなにかが、肉の内側を擦るようにみちみちと動いている。ダイレクトに身体のど真ん中を揺さぶられて、俺の身体もがくがくと震えて止まらない。
「う、あ、あ……これ、な……っに、……ぅあ！」
「さっき挿れといたやつ。これ、スイッチ」
　震えながらあおのくと、大塚の手に小さなリモコンみたいなものがあった。
「に、それ……ぁ、やだ……あ、あ、……っああ！」
　急に内側のものが、身体を抉るような動きに変わった。俺はシーツから背中を浮かせて、震えながら身悶えた。熱い。生身の肉を掻き分けられて、背骨からぐしゃぐしゃになっていくかんじがする。
「なに、なにそれ……なにこれ……やめ……あ、あ！」
「やっぱり違うんだ？　感触」
「バカ……っ、あ、なに……なにこれ、も……！」
　寝言か譫言みたいに似たような繰り言を吐き出していると、
「バイブ」
　本当に、どうでもいいことみたいに大塚が軽く言った。
「ローションと一緒に買ってみた。そこで売ってたから。──あ、勃ってきた。ふうん……」
　ただでさえじっとしていられないおかしな感触があるのに、まじまじと見られているのが分かって、俺はただ逃れたい一心で腕でシーツを掻いた。けれど、大塚がまだ俺の上にのさばっていて動けない。
「どけバカ……！　あ、っく、ぁ……も、よせバカへんたい……！　さいて……」
「でも、勃ってるし」
　そう言って、大塚の指が俺の尻に触れた。
「ゃっ……あ、やあ、さわんなっ……バカ……！」
「中からローションこぼれてる。……こっちも」
「は、ぅ……っ！」
　もうとっくに熱くなっている俺の真ん中に、大塚が屈み込んでうやうやしく触れるだけのキスをした。水気を含んだじゅるっという音がして、嫌でも自分が潤んでいるとわかった。
「やらしいな、陽介。ここ、全然触ってないのに」
　くすりと笑い含む声が聞こえて、けれどそれ以上はなにもせずにくちびるはすぐに遠のいた。
「もう、あっちこっちびしょびしょ。ローション塗って、後ろ広げて、バイブ入れただけなのに」
　手のひらが頬をそっと撫でて、汗を拭ってくれる。特別な動きでもなんでもないのに、なぜだか皮膚が触れるだけで膨大な熱になって、弾けて、震えた。なのに、次々沸き上がる衝動をを逃がすところがどこにもない。動きを制限されすぎていて、ただ、渾身の力でシーツを握りしめるくらいしかできることがない。
「あ、うっ……、あ、あ、やだ、……や」
「嫌なら抜いていいよ」
「い、よ……っておま……」
　自分のケツに指を突っ込んで掻き出せというのだろうか。
（む、無理むりムリぜってームリ!!）
　考えただけで気が遠くなる。
「俺はもうちょっと見てたい」
「お……っ、鬼……！」
　かち、と音がして、また動き方が変わった。
「あ、あ、……はっ、あ、あ！」
　甲高く飛び出す声も揺れる腰も、どうしても止められない。
（こんなの、冗談じゃねえって……！）
　これじゃ公開オナニーだ。しかも、内臓が生理的に反応しているだけだ。そんなことがしたいんじゃない。
　大塚となのに。
「も、抜け……バカ……っ！」
「こんなに気持ちよさそうなのに？　このままイケそうだけど」
　必死で首を振った。
「……やだっ、つの……っ、あ」
「ほら、また零した。なのになんで？」
　顔を近付けた大塚が笑って聞く。
「ね、なんでダメなんだ？　言って──陽介」
　思わずぶるりと震えて、じわっと先端が熱くなる。同時に目の前にある笑顔がぼやけた。たぶん、涙のせいだと思う。
（ひでえ……！）
　答えなんてわかっているくせに、こいつは俺の口から言わせるつもりだ。
（こんなときばっかり名前で呼ぶ）
　でも、言わないときっとこのまま抜いてもらえない。
「…………れじゃ、ンなんだ、よ……っ」
　息苦しさと恥ずかしさで、声が掠れた。
「きこえない」
　けれどやっぱり許してくれない。
「これじゃ……やだっつってんだよ……っ！」
　ぎゅっと目をつむると、目の端から生ぬるいものがほろりと伝ってゆくのがわかった。
（だっせえ）
　だけど、これ以上は無理だ。言えない。口に出したらきっと脳が熱で破裂する。
「ごめん」
　ややあってからくちびるから甘い声と、柔らかい感触が落ちてきて俺の頬を滑った。
「じゃあ、俺のならいい？」
　まともに顔を見るのも恥ずかしくて、俺は目をつむったまま、ただ細かく首を縦に振った。
「……ぅあっ」
　いきなり中にあったものがつるりと引き抜かれて、思わず声が漏れる。中での圧迫が失せた途端に、どっと身体から力が抜けて汗が噴き出した。
「は……」
　大きく息を吸って、吐く。
　呼吸することはこんなに大変だったのか、といつも思う。生きることさえ相手に委ねているなんて、本当は少し怖い。
（でも、いい……こいつなら）
　大塚は絶対に俺を置いていったりしない。俺が追いつけなくても、よろけて躓いても、きっと笑って待っていてくれる。一緒に歩こうと言ってくれる。たとえ自分が先頭に立って、傷を受けても。
（俺はそれを、一番よく知ってる）
　だから、こいつとなら怖くない。
　ぴたり、と熱いものがあてがわれ、とたん、俺の身体が反射で跳ねた。視線を持ち上げると、大塚の目がまっすぐ俺だけを射貫くように見つめていた。
　大丈夫か、と聞いてくれている。
　俺にはそれが、ちゃんとわかる。
　胸の奥がじんとして、俺はなにも言わずに大塚の首へしがみついた。
（おまえならいいんだっつーの……）
　口に出すのはまだどうしても恥ずかしいけれど、きっとちゃんと伝わっている。そう信じたい。
　ふわ、と熱い息が首筋にかかった。
「陽介」
　ひと言呟いて──大塚が俺に分け入ってきた。
「──ぅ」
　さっきとは比べものにならない大きさのものが、俺の身体をゆっくりと突き進んでくる。大塚の張り出した部分が、俺の狭い入り口をじりじりとこじあけてゆく。
「あ……、あ、っあ」
　けれど、ちっとも性急な動きではなかった。残ったローションの滑りを使って、徐々に、小刻みに擦りながら挿ってくる。俺に負担をかけないように、という気遣いであることは手に取るようにわかった。
　さっきまであんな、イジメか遊びみたいなことをしていたくせに。
（いつもそうだ。……最初のときも）
　俺が緊張しすぎないように、本気でやめろと言ったらいつでもやめられるように、あとで全部自分のせいにできるお膳立てをして、大塚は平気で嘘を吐く。
（かっこつけすぎなんだよ……）
　しかも、隠そうとしているのが肝心なときに分かってしまうから、困る。いくら酷いことをされても許してやりたくなってしまう。
　いつもどれだけ嘘を吐いて平気な顔をしているのだろう、と思う。たぶん誰にも気づかれない嘘と傷をいくつも負って、ひとりで先頭に立って、背中を向けて。表情は、自分から振りかえるまで決して誰にも見えないように。
（なのに、なんでこーゆーときに限ってできねーんだよ……バカ）
　いとおしさが水位を増して胸に兆し、俺はしがみつく両腕に力を込めた。重なり合う肌から少しでもなにか拾いたい。
　けれど、なかなか奥に進まない。
「────っ」
　大塚の喉からもくぐもった呻きみたいなものが漏れ、一緒に汗が落ちてくる。俺も、力を抜きたいのにどうしても強ばってしまって、まだほんの少ししか挿っていないのに、もう全身汗でぐっしょりだ。
（くそっ、いい加減慣れろっ……俺）
　大塚を拒絶したいみたいで、すごく嫌だった。
（そうじゃねーのに）
　俺の身体も、息も全部差しだしたい。大塚が好きだということをきちんと伝えたい。誰よりも信頼していることを、もっとわかってほしい。言葉では伝えきれない、膨らんでゆくこの気持ちを、熱を、全部。
　この、他の誰にも許さない交わりで。
「おおつか……」
　呼ぶと動きを止めて、少しだけ不安そうに黒い瞳が揺れたから、俺は首を左右に振った。
「バカ……止めんな」
「陽介」
「…………っ、もっと、いいから」
　そう言って再び強くしがみつき、肩に額を押し付けた。
「はやく……っ」
　俯いてなんとか、それだけ言った。
「なにそれ」
　苦笑が振ってきた。
「俺のこと殺す気……？」
　首を横に振った。頭も胸もいっぱいで、もう、そうするしか答えようがなかった。
（早く、欲しい）
　全部俺の中にさらけ出してくれたらいい。きっと誰も見たことのないこの男の真ん中を、俺が手に入れたい──早く。
「……壊しそう」
　どこかしんとした声が遠いところから聞こえた。
「なに……言ってんだよ」
　遠くからすかすかした俺の声がした。
　俺の声も少し、笑ってた。
　とたん──俺の真ん中を熱が走り抜けた。
「っあ────」
　ごり、と肉と骨が生々しい音を立てた気さえした。
　大塚が、無理やり自分自身を俺にねじ込んできた。
　ひどい圧迫が押し寄せて、途中で叫ぶこともできなくなった。一番狭い入り口を過ぎ、なおも押し込まれる。
「……っ、ああ！」
　どん、と深いところに突き当たった感触がした。しかも背を丸く抱え込まれ、真上から割り広げられる格好になった。しがみついていた腕は堪えきれず、汗で滑って勢いよく落ちる。視界が逆さになる。
　ずしりと上からかかる大塚の重さで、俺はシーツの上に押し付けられた。
「身体、柔らかいな……」
　大塚が呟いた。
　無理やり視線だけであおのくと、大塚の顔よりも自分の酷い格好が目に飛び込んできて、いきなり死にそうな気分になった。身体を二つ折りにされ、股を広げて膝を折っている。腹に当たるほどそそり立つ俺自身。その真上から大塚が自分を貫いていて、真上から俺を覗き込んでいた。
「シーツの向こう側につま先がつきそう」
　とんでもない格好を、大塚にあますところなく見つめられている。いたたまれずに顔を背けると、急に俺の中がぎゅっと狭くなった。
「は……っあ」
「恥ずかしい？」
　大塚が訊く。けれど、もう、頭の中も身体の中もいっぱいいっぱいで何も答えられない。なのに、内側が返事をするように震えた。我ながら正直すぎる。俺の狭い場所にある柔らかい肉は喜んで、とろけて、中にいる大塚の形をありありと伝えてくる。
（でけえよ）
　おまけに熱くて、ガチガチに固い。
「俺はすごい気持ちい……」
　さらに、ぐっと押し込まれた。息を吸い込んだとたん、喉の奥が擦れてひっ、と微かな悲鳴みたいな音になる。けれど、大塚は怯みもせずにそのまま捻るように屹立を擦りつけてくる。もうこれ以上挿らないのに奥をぐいぐい押され、持ち上げられた膝ががくがく震えて止まらない。
「う、っ……ぁあ、熱……っ、あ……ああ」
　あっという間に全身が沸騰して、声と、汗と、涙と──精液が、順番に身体から吹きこぼれた。
「……あ、っあ……や、とまんね……やだ、も……っ」
　理性と身体が完全にまっぷたつだ。舌を噛み切りたいくらい恥ずかしいのに、腹へ、顎へ、顔へ、生ぬるい滴がぱたぱた降ってきて止まらない。いつまでも気持ちよくて、痺れていて、もう、身体が自分のものじゃない。
　頭の天辺からつま先まで、大塚に溺れてる。
「すごい、……えろい」
　嵐みたいな熱がようやくひと山通り越したころにため息みたいな声がして、大塚が手の甲で俺の頬を撫でて拭い、濡れたところをぺろりと舐めた。
「こんなじゃ、俺の方が先に壊れる」
　俺のことをもうとっくにめちゃくちゃにしておいてそんなことを呟いたから、まだ息が整わないまま少しだけ睨みつけた。なのに。
「…………おおつか」
　思わず、いとおしさで息が喉元につっかえた。
　大塚の額にはもうすっかり汗の粒が滲んで、カーテンの隙間から漏れる明かりできらきら光っていた。俺は、なにもしてやっていないのに。
　シーツを掴んで重く沈んでいた腕を上げて、俺も、大塚の額をそっと拭ってやった。すると、大塚が困ったように笑った。
「いまのうちにもっとちゃんと怒らないと、俺とまんないよ、陽介」
「怒ったら……ホントに止まんのかよ」
「止める努力はする」
　そう言って、そっと俺の背をベッドへ下ろしてくれた。腰の位置が変わって、いままでと違う角度から大塚の屹立が当たる。
「バ……カっ、──あっ……！」
　けれど身構えたのもつかの間、ずるり、と大塚が俺の中から出て行った。とたん、無意識に引き留めようと大塚を食い絞めてしまい、狭い入り口が強く擦れて鈍く傷んだけれど、それ以上は大塚の動きを遮ることはできず、触れあっていた肌もするりと遠のいたから、俺は驚いて身体を浮かせた。
「……お、おつか」
　起き上がろうとすると、大塚はポンと頭を撫でてベッドから降り、立ち上がる。俺はただ呆然となってさっさと部屋の奥へ消えていく後ろ姿を見送った。
（なに？　怒った？　……いま、俺が？　それともあいつが？）
　火照っていたはずの肌が急にさあっと寒くなって、くしゃくしゃの上掛けをたぐり寄せた。
（それとも軽蔑した？）
　本当のことは口に出来ないまま、さも大塚のせいみたいに憎まれ口を利いたりしたから。大塚が気を悪くしたのかも。
　ごめんと言えばいいのだろうか。とにかく追いかけて、なにか話をしたほうがいいのか。どちらとも決められず動けずにいると、シャワールームから水音が聞こえてきて思わず鼻がつんとした。
（シャワー……使ってんの、か？）
　喉元に熱のこもった息が詰まって、頭蓋の内側から目頭を押されたみたいになる。
（オシマイってことかよ。そりゃ……けど、なんだよ最初はそっちが始めたくせに）
　上掛けを握りしめて歯を食いしばって、胸が痛む気配を怒りにすげかえようとした。けれど無理だった。
（ヤバい……）
　両肩を抱えて上掛けにくるまり、蹲った。体操着とジャージが汚れるとわかっていたけれど、でも今さら手遅れだ。
　身体の中を焼き切れそうな気持ちが暴れていて、抱えておかないとどうにかなりそうだった。
（なにこれ。すげえ、……さみしい）
　言葉に置き換えるとものすごく陳腐な音をしていた。けれど、笑おうとしたのにうまく笑えない。
（すぐそこにいんじゃん。……ンだよ、さみしいって。アホか）
　さっきまで寄り添っていた熱が失せただけで、こんなに辛く思うなんてどうかしている。バカバカしいと思いながら、マットレスにころりと転がった。まだ、ぬるく体温が残っている。こんなささやかな温度にしがみつきたいほど側にいたいなら、口に出して言えばいいのに。
（ホント……アホすぎんだろ俺）
　伝わればいいなんて、むしのいいことを考えたせい。自業自得だ。
（……アホ、泣くな）
　出てきた大塚におかしな顔を見せたくない。
（いいから笑え）
　適当に笑って調子のいいことを言って乗り切るなんて、いつも使う手だ。簡単なはずだ。
（わらえ）
　大塚が出てきたとき、ヘンな顔をしていたくない。
（けど、……なんて言ったらいいんだ？）
　──おまえマイペースにもほどがあんだろ
　──ひょっとして俺、気ぃ遣わせたわけ？
　──別に俺は平気だったけど
（違う、嘘ウソそれ全っ然ウソ！）
　平気じゃなかった。どこもかしこも破裂しそうだった。いまだってちっとも平気じゃない。身体にまだ熱が燻っているのにひとり置き去りにされて……かなしい。とても。
「くっそ……」
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>恋のいたちごっこ</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/09/30/2048_2098_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2098" title="恋のいたちごっこ" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2098</id>
    
    <published>2009-09-30T11:48:52Z</published>
    <updated>2009-11-18T12:23:40Z</updated>
    
    <summary>発行：2009年11月01日 価格：700円  サイズ： B5 （ フルカラー／...</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="list" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        <![CDATA[<img src="http://vitalage.cc/order/itachi/images/itachi.jpg" border="0" class="img_L" alt="bookimage" /><strong>発行：</strong>2009年11月01日
<strong>価格：</strong>700円 
<strong>サイズ： </strong>B5 （ フルカラー／オフ ）
<strong>ページ：</strong> 48P
<strong><span style="color:#0099CC">【販売中】</span></strong>

「ペルソナ４」の主人公（大塚和臣）×陽介、漫画と小説の本です。18禁描写あり。
ほづみの漫画が１本、関の掌編が２本入ってます。修学旅行、ラブホテル編。

漫画をほづみが担当、小説は関が担当しています。
<a href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/10/28/1310_2103_body.php" target="_blank">中身のサンプルはこちら。</a>

<a href="http://c-queen.net/" target="_blank">キャラクタークィーン</a>さん、<a href="http://www.toranoana.jp/bl/cot/circle/07/11/5730303931313037/766974616c616765_01.html" target="_blank">とらのあな</a>さんで通販をお願いしています。]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>主陽新刊、できました。</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/09/30/2038_2097_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2097" title="主陽新刊、できました。" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2097</id>
    
    <published>2009-09-30T11:38:16Z</published>
    <updated>2009-09-30T11:38:19Z</updated>
    
    <summary>いまかよ！　というツッコミはナシの方向で。</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="001new" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        いまかよ！　というツッコミはナシの方向で。
うん、オンリーに印刷屋さんの恩情を持ってしても間に合わなかったので、いさぎよく諦めました。いさぎよいほどなんもないスペースに来てくださった方、ありがとうございました……わたしは罰として家で原稿書いてました……。
で、１１月のスパーク新刊としてちゃんと発行できる目処が立ちましたのでお知らせです。お運びの際にはお立ち寄りください。通販もいつもの業者さんにお願いしてみるつもりです。いつもどおり徐々に告知も出していきますのでおたのしみにー。
とりあえず、主陽のテーマは「らぶえろ」なので（少なくともわたしのココロは）そういうふうに書けているといいなと思います。他のカップリングはくっつく過程を追ってるわけですが、もうこのひとたち、すっかりできあがっちゃってるので（え、だってもうゲーム中ですでｎ……）いつもわりと回りくどく恋愛（友愛とか親愛とか、愛と呼べるいろんな愛）を書きたいんですけど、このふたりに関しては「BL書くぞ」と念じて書いています。外から見るとあんまりわかんないかもしれないんだけど、自分の気合いとして……。
あっ、そうそう。ちょっと時間が余ったので、ほづみさんが挿絵描いてくれるって！　わーいわーいわーい！！　えろいとこ足してもらいます！！（鼻息荒く！）
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>新刊通販始まってます。</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/08/23/1936_2084_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2084" title="新刊通販始まってます。" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2084</id>
    
    <published>2009-08-23T10:36:06Z</published>
    <updated>2009-08-23T10:36:09Z</updated>
    
    <summary>とらのあなさんとキャラクタークィーンさんで通販始まりました。興味のある方はご利用くださいませー。</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="001new" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        <![CDATA[<a href="http://www.toranoana.jp/bl/cot/circle/07/11/5730303931313037/766974616c616765_01.html" target="_blank">とらのあなさん</a>と<a href="http://c-queen.net/" target="_blank">キャラクタークィーンさん</a>で通販始まりました。興味のある方はご利用くださいませー。
そうそう、前回書き忘れてしまったのですが（大変失礼）夏コミでは差し入れなどありがとうございました！　いらしていただくだけで嬉しいので、あまりお気遣いなく……と恐縮しつつも、ふたりでおいしくいただいております。もぎゅ。
そして、お友だちから<a href="http://www.movic.jp/index.php?ctrl=sheet&code=6887" target="_blank">漢のソーイングセット</a>をいただいてしまいました……（爆笑）なにこれ死ぬほどかわいい！　ていうか、「ついうっかり勢いで二個予約してしまって、届いてから呆然とした」Nさんも死ぬほどかわいい！（笑）（いつもお気遣いありがとうございます－！）
なんていうか、世の中差し上げるものを選ぶのがとても得手な方っておられますよね。自分で差し入れ考えても、無難でつまんないものしか思いつかないので、いただいたときに「スゲえ！」って思う。あと、感想を書くのがとても上手な方がいて（言うのも書くのも）ときどき本気で驚きます。自分、どんなもん書いたんだっけ……？と思わず読み直してしまう（苦笑）。どっちもセンスと才能だなあと思います。
なんにしても、折に触れて気に掛けていただけて本当にありがたいことですー。
書いてお返しできるのかな。しなきゃなあ。]]>
        
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>夏コミお疲れ様でしたー</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/08/16/1539_2081_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2081" title="夏コミお疲れ様でしたー" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2081</id>
    
    <published>2009-08-16T06:39:20Z</published>
    <updated>2009-08-16T06:39:20Z</updated>
    
    <summary>新刊も発行できまして、珍しく大したポカもなく（えらい！　でもあたりまえ！）一日無事に過ごすことができました。ありがとうございました！</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="001new" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        新刊も発行できまして、珍しく大したポカもなく（えらい！　でもあたりまえ！）一日無事に過ごすことができました。ありがとうございました！
お暑い中お運び下さった方、本当にありがとうございます。
そう、オマケはうちわでした。主人公と完二が裏表におりました。「欲しかったですー」と仰ってくださった方もいて嬉しかった！　でも、また自分らの分まで配ってしまいました……グッズは手元に残せた試しがないぜ……。
あっ、あと、通販の件でお声かけてくださった方、拍手でかまわないのでご連絡ください。ほんっっっとすいません！　思わずお手をとって踊ってしまったよ……（ホントすいませんでした……）。

ちなみにうちのスペースは、なんか近くでシャッター空いてるわ、非常口を途中で開放してくれるわでものすごく過ごしやすかったです。今日はなんだか楽だねーと言いながら、西１のBASARAスペース（長いこと読み専です）へ遊びに行ったら、西のエスカレータ前があまりに暑くて死ぬかと思いました……＿|￣|○　温度違った……。
あと東のお友だちにはあまり会えないままでした。混雑すごすぎてもう「行かれない－！」という（苦笑）ちょっと寂しかったけど、お友だちが売り子してくれたり、午後から寄ってくれたりで、なんだかんだコミケは同窓会です（笑）楽しかったー。
今日も大変なのかな。皆さん、戦利品を読みつつゆっくりご自愛くださいね。
わたしも買ってきてもらった本を読ませてもらうんだー。わくわくわくわく。でもこれからマッサージ行って来ます……なんだかんだ疲れた。

そうそう、ちょっとだけ新刊の話。気になるひとだけ↓
        <![CDATA[いつも完主は変なタイトルにしているのですが、今回決まらなくて大変でした。
「Look at the sky」→そら見ろ！
「Dive into fire」→飛んで火に入る（夏の虫）
と来て、さて、今回は話が秋なので関係あるのにしたいけどどうしよう……となり、散々考えた挙げ句に出てきたのが「秋の鹿は笛に寄る」

これ、意味も絶妙でかなりいいかんじなのですが、いかんせんうまく英語にできない！
Web翻訳にかけると「The autumn deer moves to the flute」
<strong>長すぎ。</strong>

しかも「笛」が「flute」……フルートはなんか違う！　そんなお上品なのじゃない！　という話になりまして（笑）あれこれ考えて「whistle」にしました。
ホイッスルの方が「ビー！」ってカンジでよいかと！　でもホイッスル、読みにくいですよねえ……センスいいカンジに訳せなかったのが心残り。
でも装丁はかわいくできて気に入ってます。黒箔押せたし、寸足らずカバーかけられたし！
完二の顔怖いけど……（笑）

あ、書店さんには委託をお願いしてます。いつもどおり、キャラクタークィーンさんととらのあなさんです。
通販の方はもうちょっとお待ち下さいませ。]]>
    </content>
</entry>
<entry>
    <title>新刊おしながきー</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/08/14/2312_2079_body.php" />
    <link rel="service.edit" type="application/atom+xml" href="http://vitalage.cc/cgi/mt/mt-atom.cgi/weblog/blog_id=3/entry_id=2079" title="新刊おしながきー" />
    <id>tag:vitalage.cc,2009:/text//3.2079</id>
    
    <published>2009-08-14T14:12:50Z</published>
    <updated>2009-08-14T14:15:44Z</updated>
    
    <summary>明日のお品書き、行きます！　ギリギリですいません！</summary>
    <author>
        <name>ryoko</name>
        <uri>http://vitalage.cc/blog/</uri>
    </author>
            <category term="001new" />
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="http://vitalage.cc/text/">
        <![CDATA[明日のお品書き、行きます！　ギリギリですいません！

<strong>スペース：</strong>西あ－40b「vitalage（バイタルエイジ）」

<ul>
<li><strong>【新刊】</strong><a href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/08/07/1252_2074_body.php" target="_blank">Move to the whistle</a>（完主）</li>
<li><a href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/04/27/1936_2017_body.php" target="_blank">恋のからまわり</a>（主花）</li>
<li><a href="http://vitalage.cc/text/archives/2009/04/08/2331_2007_body.php" target="_blank">Dive into fire</a>（完主）</li>
<li><a href="http://vitalage.cc/text/archives/2008/12/12/2100_1828_body.php" target="_blank">ラチチュード</a>（堂主）</li>
<li><a href="http://vitalage.cc/text/archives/2008/12/25/1902_1869_body.php" target="_blank">P!!</a>（オールキャラ）</li>
<li>無料配布うちわ（描き下ろし。絵柄は見てのお楽しみ！）</li>
</ul>

以上です！
いま、明日の荷物をまとめて既刊を車に準備してきました。明日に備えて早めに寝ます。
とても暑いみたいなので、どなた様も暑さ対策をぬかりなく、睡眠を十分取ってお越し下さいね。（今日、史上最大来場者数、18万人てマジですか……＿|￣|○　ヒィイ）
会場でお会いできるのを楽しみにしております！]]>
        
    </content>
</entry>

</feed> 

